2019-06-04 第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
○参考人(竹下義樹君) ありがとうございます。 今、福島先生の御指摘は、極めて私大事な指摘だと思っております。といいますのは、障害者に介助なしでとか、それから単独通勤ができる場合というのは、もうその時点で障害に対する理解がないというふうに私は言わざるを得ないと思っております。まさに障害者を排除する考え方だと言っても言い過ぎじゃないと思っております。 そして、今回、この六条のところにこういう規定があると
○参考人(竹下義樹君) ありがとうございます。 今、福島先生の御指摘は、極めて私大事な指摘だと思っております。といいますのは、障害者に介助なしでとか、それから単独通勤ができる場合というのは、もうその時点で障害に対する理解がないというふうに私は言わざるを得ないと思っております。まさに障害者を排除する考え方だと言っても言い過ぎじゃないと思っております。 そして、今回、この六条のところにこういう規定があると
○参考人(竹下義樹君) ありがとうございます。日盲連の竹下です。 今、馬場先生の御指摘、非常に有り難いと思っております。 視覚障害者の今回の合格者の方十数名に集まっていただいて、意見交換をしました。その中で出たことから二つだけ申し上げたいのは、一つは、その当の障害者自身が、自分が仕事をする上でどういう配慮を要求していいのか、お願いしていいのか分からない部分があるそうです。そういう場合に、そういう
○参考人(竹下義樹君) 日本盲人会連合の竹下といいます。 本日は、こういう意見を述べる機会をいただき、ありがとうございます。 まず最初に、お礼を申し上げたいのは、今年の二月、三月に人事院において障害者の選考採用試験を実施していただいたことにお礼を申し上げます。 その中で、障害者が七百五十四人合格したそうですけれども、その中に点字使用者二名を含む四十三名の視覚障害者が合格したそうです。この数が少
○参考人(竹下義樹君) ありがとうございます。 一点目は、職場実習というのは、当の障害者自身も自分がどういう仕事に能力を発揮できるかというのを分かっていない場合が多いと思うんです。それだけに、具体的な業務を遂行させて、してみて、その中で見えてくる問題点を一つ一つ解決する策を事業者側と本人との会話の中で是非見付け出す、これが職場実習として実現していただきたいというのが一点目です。 定着支援の関係では
○参考人(竹下義樹君) ありがとうございます。 二つだけ申し上げます。 まず一点目ですけれども、是非、障害のある人が、私で言えば視覚障害のある人がどういう仕事ができるかということを各現場で是非組み立てていただきたい。すなわち、それまで例えば一人の就労者がやっていることをそのまま視覚障害者はできないとしても、拡大読書器やあるいは音声パソコンを使ったらどういう仕事ができるかということを、仕事の組立てといいますか
○参考人(竹下義樹君) 日盲連の竹下と言います。こういう意見を述べる機会をいただき、ありがとうございます。 まず最初に、非常に厳しい言い方かもしれませんが、今回の障害者法定雇用率の水増し問題というのは、我が国における障害者あるいは障害者雇用に対する社会の理解、あるいは国の進め方の大きな本質的な弱点が現れたというふうに思っております。 一つの典型的な例だと思うんですが、検証委員会の記録を見てみますと
○竹下参考人 私はきょうは東京のマンションから来たんですけれども、きのう移動しておりまして、その関係で二つだけ申し上げたいと思います。 一つは、先ほど申し上げたトイレでした。きのうは妻と一緒に移動したんですけれども、トイレはどういう形になるかといいますと、付添いが妻ですから、一般のトイレへ行くときは私一人で行かざるを得ないわけです。そういうときはもちろん後ろをついていくんですが、なかなか複雑なトイレ
○竹下参考人 ありがとうございます。 今回のバリアフリー法の改正の中で、バリアフリー化したさまざまな施設の情報提供というものが幾つかの規定が入りました。これは、私は非常に重要な規定だと思っております。 表現が不適切だったかもしれませんが、幾らいいものをつくっても、それが利用されなければ本当に絵に描いた餅で終わるわけです。バリアフリー施設の一つだと思いますけれども、例えば障害者用のトイレ、これをせっかくつくっても
○竹下参考人 座ったままで失礼いたします。日本盲人会連合の竹下といいます。よろしくお願いいたします。 今回の法律につきましては、四点について私の方からまず意見を述べたいと思います。 まず一点目は、今回の法律改正で理念を設けたこと、そして、国民の理解を促進するための規定が入ったことは重要だと思っております。 共生社会というものを目指す、そのための社会的障壁を除去するという大きな目標を定めたわけでありますが
○竹下参考人 ありがとうございます。 実は、これまでも、ボランティア団体が点訳や音声化、特に音声化が問題なんですけれども、音声化する場合に、文化庁の長官が定めた要件を具備したボランティアにつきましては、その活動において、一つ一つの著作物について認諾をとらなくても録音できたわけです。 しかし、その要件が非常に厳しかったために、なかなかボランティアの方の活動が自由にできないという現実があるわけです。
○竹下参考人 重要な御指摘をありがとうございました。 二点だけ、答えさせていただきます。 まず一点目は、点訳、音訳という言い方をしますけれども、点字化、音声化されるものは出版物の中で極めて一部でしかありません。それは、どうしてもボランティアの手をお願いするしかない、そういう現実があるわけですが、そうすると、そのボランティアの方々に頼るにしても、そのボランティアの方々を更に安定的に活動できるようにするときには
○竹下参考人 この証言の機会をいただきまして、ありがとうございます。 日本盲人会連合の竹下といいます。よろしくお願いいたします。 私は、十四歳で失明をして、その後、日本で初めて司法試験の点字受験を認めていただいたおかげで、現在、弁護士という仕事につけている人間であります。そういう意味では、点字あるいは音声訳というものが、視覚障害者の生きる上で、あるいは職業選択の上で極めて重要であるということを実感
○竹下参考人 第一点と第三点については、よろしくお願いしたいわけなんですけれども、その第二点の点字公報ないしは官報の問題なんですけれども、私はきょうここに「点字厚生」というものを持っております。これはまさにさっき言われました、厚生省が担当してやってくださっているわけなんですけれども、これには障害者の動き、すなわち法律関係または年金がどうなっているのか、その辺を詳しく書いていただいておりますので、非常
○竹下参考人 私は、中学三年のとき網膜剥離症にかかり、現在、右眼視力ゼロ、左眼視力〇・〇一の第一級身体障害者であり、京都の竜谷大学法学部に学ぶ学生です。 小さいころからの念願であった弁護士になりたいと思い、昭和四十七年に司法試験を申し入れましたが、諸般の事情、実施方法等の点で困難な点があるからとのことで拒否されました。以前にも、点訳のための費用を負担するから受験させてくれとの希望者もありましたが、